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他院で抜歯と言われた歯を歯周組織再生療法によって保存した症例になります
治療経緯
この患者様は歯がグラグラで痛みもあったため他の歯科医院を受診したところ、重度の歯周病のために抜歯が必要と言われ、なんとか残せないかとセカンドオピニオンで来院されました。
初診時のレントゲン写真がこちら
左のレントゲンの真ん中の歯(右側のレントゲンの一番右端の歯になります)の骨の支えがほとんどなくなってしまっています。歯もグラグラしてしまっており、このまま放置していれば間違いなく抜けてしまっていましたが、噛み合わせの調整と歯周組織再生療法を用いることで保存を試みました。
術後のレントゲンがこちら
溶けてなくなってしまっていた骨が再生しているのがわかります。現在術後5年近くが経っていますが、全く問題なく機能し、定期検診にも来ていただいております。
治療の詳細
患者様の年齢・性別 | 50代・女性 |
主訴 | 歯周病を治してほしい |
治療内容 | 歯周組織再生療法 |
治療費用 | 約10万円 |
期間 | 6ヶ月 |
リスク・副作用 | 定期的なメインテナンスに通っていただけなければ再発する可能性があります。 |
担当医からのコメント
歯周病は歯茎の病気と思われがちですが、実は歯茎の中の骨の病気になります。歯周組織再生療法を行うことで、本来は抜歯を行なってインプラント治療をしなければならないというような歯でも治癒するチャンスがあります。ですが、歯周病になってしまった根本的な原因(普段の歯磨きや喫煙、噛み合わせのバランスなど)を解決しないまま治療を行なっても良い結果は得られませんので、しっかりと全体のバランスを見た上で歯周病治療を受けていただくことを強くお勧めします。
監修者情報
院長 寺井浩之
- 日本臨床歯周病学会 会員
- NGSC(New Generation Study Club)会員
- OJ (OSSEOINTEGRATION STUDY CLUB OF JAPAN) 会員
- 大森塾 5期
- ICEED 会員
- MAC 副会長
- インビザラインGO(マウスピース矯正)認定ドクター