右下の奥歯でものが噛めないというお悩みで来院された患者様にインプラント治療を行った症例になります。
治療経緯
右下に部分入れ歯を入れているが、うまくものが噛めないのでなんとかしてほしいというお悩みで来院されました。
初診時の写真がこちら
右下の奥歯が2本欠損しており、左下の歯も一本欠損してしまっています。(健全な歯は親知らずを除いて上下左右に7本づつ生えています。)また、右上の五番目の歯もレントゲン検査の結果、折れてしまっていることがわかりました。右下に2本、左下に1本、また折れてしまっている右上に1本のインプラント治療がベストだとお伝えしましたが、治療期間や費用の面を考慮し、今回は右下の2本にのみインプラント治療を行いました。そのほかの部位は健康保険の範囲内の治療で改善させていくこととなりました。
治療後の写真がこちら
噛めなかった右下にはインプラントが入り、セラミッククラウンを装着しています。折れてしまった右上の歯は抜歯を行った後にブリッジを装着しました。左下に関しては6番目までの噛み合わせ治療で治療を終了しています。
前後の比較がこちら
治療の詳細
患者様の年齢・性別 | 50代・男性 |
主訴 | 右下でものが噛めない、入れ歯以外の治療法を探している |
治療内容 | インプラント治療(2本) |
治療費用 | 約85万円 |
期間 | 6ヶ月 |
リスク・副作用 | 定期的なメインテナンスに通っていただけなければ再発する可能性があります。噛み合わせの調整を行わなければ上部構造(クラウン部分)の破折等の可能性があります。 |
この患者様は、ベストな治療法を進めていくのであれば、さらに2本のインプラント治療が必要でしたが、患者様の歯科治療に割くことのできる時間やご予算、来院回数などを何度も相談し、噛み合わせの視点から重要な箇所を優先的にインプラント治療にて改善していくこととしました。術中の痛みもほとんどなく、骨もしっかりとしていたため治療は6ヶ月以内に終了しています。また、その他の部分も保険治療でしっかりと治療を行っています。また、インプラントは治療後のメインテナンスが非常に重要になってきますので、しっかりと定期的なメインテナンスを受けることが治療を開始するにあたって必要な条件の一つとなります。
監修者情報
院長 寺井浩之
- 日本臨床歯周病学会 会員
- NGSC(New Generation Study Club)会員
- OJ (OSSEOINTEGRATION STUDY CLUB OF JAPAN) 会員
- 大森塾 5期
- ICEED 会員
- MAC 副会長
- インビザラインGO(マウスピース矯正)認定ドクター