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下の前歯の永久歯が裏側から生えてきてしまったお子様を拡大床にて治療した症例になります。
治療経緯
下の前歯が生え変わりの時期に、永久歯が裏側から生えてきてしまい、一本だけ真っ直ぐに生えてこなかったことで来院されました。
初診の写真がこちら
右下の前歯(画面上では左下になります)が裏側に位置してしまい、このままでは前歯が綺麗に並ぶスペースもありません。今回は拡大床を用いて下顎のアーチの成長を補助することで前歯が並ぶスペースを確保する治療を行いました。
治療途中の写真がこちら
拡大床という装置を用いて少しづつ、本当に少しづつですが下顎のアーチを広げています。
治療終了時の写真がこちら
下の前歯が綺麗にアーチの内側に収まってくれました。
このまま自然に前歯が揃うのを経過観察していきますが、がたつきが気になる場合は追加で部分矯正を行なっていきます。
治療前後の写真がこちら
治療の詳細
患者様の年齢・性別 | 9歳・男性 |
主訴 | 下の前歯が裏から生えてきた |
治療内容 | 拡大床・指様弾線 |
治療費用 | 35万円(別途調整料 |
期間 | 24ヶ月(保定含めると48ヶ月 |
リスク・副作用 | 着用時間を守っていただけないと矯正治療に時間がかかることがあり、場合によってはうまく並ばないこともあります。また、2期矯正が必要になる場合もあります。 |
担当医からのコメント
この男の子は下顎の大きさに対して歯が大きく(または、歯に対して顎が小さく)、前歯が綺麗に揃わない状態でしたが、拡大床を用い流ことで顎の成長を利用することができ、綺麗に歯並びが整ってくれました。歯磨きもしやすく、噛み合わせもしっかりと確立されているため今後お口の中の大きなトラブルが発生するリスクが大幅に軽減されています。また、同じ治療を大人になってから行うと費用も期間も倍以上かかってきてしまいます。少しでも気になる場合は迷わずに受診をお勧めいたします。
監修者情報
院長 寺井 浩之 矯正医 多田 衣里
- 日本臨床歯周病学会 会員
- NGSC(New Generation Study Club)会員
- OJ (OSSEOINTEGRATION STUDY CLUB OF JAPAN) 会員
- 大森塾 5期
- ICEED 会員
- MAC 副会長
- インビザラインGO(マウスピース矯正)認定ドクター